雨の匂いと油絵の匂い。手紙と風邪。

朝っぱらから腹立たしいほど雨が降っていた。
一家に一台車所有という肩書きから大いにはずれている家の家族である私は
もれなく雨の日も風の日も台風の日も雪の日も
自転車登校を強いられているので、
朝から非常に不愉快であった。
夜中に降ればいいのだ。特に雨は。
そうすれば私は部屋で少し窓を開けて雨の匂いを誘い、
ロングシーズンでも流すつもりだ。
最高の雨の夜を過ごすつもりだ。　
　

友達に「あ、マジで心臓の音わかるわ〜」ってぐらい、バクバクであった。
チキンハートをもつ私であるが、精一杯の誠意を持って、
返事を書き、足が震えたが手紙も直接渡した。
正にこれこそ、弱者の一撃と言わないだろうか？
なぁ。

最近美術の提出が迫っていて、美術室に入りびたりで、
よく美術部の生徒と話をするのだが、そこである発見をした。
どうやら私の性格はさっぱりしているらしい。
そうかぁ？そうかなぁ？
こんなに神経質にネチネチした野郎のような人間ですよ？

まぁ、まるで男兄弟の中で育ったかのような、
この男らしい性格は別として、
さっぱりしているのだろうか？
どうやら女性特有の、ねちっこい感覚がないらしい。

いや、あると思うんだけどよ。
どうよ？　なぁ？

今週末、街に出るので、
ようやくCDが買えるかもしれない。
楽しみだ。
帰ってこい私のミュージックライフ。