答えなんか出せないよ

まだ部屋の中。
しーん。
情けない人間だとつくづく思う。
この現状を喩えるなら、
野良猫が住み着いているという気がする。

昨日から考えててまだ真っ白なレポートの構造が
ようやく少しずつ頭の中から沸いてきている。
これはきっと時間かかるぞー。
教職の期末レポートだからこそ、
義務感、プレッシャーはひとしお。　
　
自分の部屋ではないから自分を誘惑するものが何一つ無く、
勉強するには快適すぎるスペース。

昨日は久しぶりに先々月名古屋に来てくれた友達が電話をくれた。
11時半くらいから夜中の3時まで喋った。
現在の自分の現状をお話した。

彼女は色んなことを考えてくれて色んな発言をしてくれた。
ほだされてるよ。
あなたすごく残酷。
もっと警戒心を持ちなさいよ。
掃除とか洗濯をしてあげて、向こうは料理を作ってくれて、
自分の時間を費やすということは情がわくということに繋がるんだよ。
たとえでいうと星の王子様かな？
えっ読んだことがない?!
星の王子様で確かあれでは暇つぶしとか言ってたかなー。
わだかまりがあるんだねぇ。
というかそんな話されてそれからあなたがその人に刺されたりしたら
私すごく後味悪いじゃん？
でも人って一人じゃ生きていけないでしょ？
傷付け合ってちゃだめじゃない。
いや、あなたかなり割り切りすぎだから!!(笑)
えっ何あなた私にも自分のことはなしてくれないじゃない！
じゃぁ今度呑もうか(笑)
たぶんあなた自分から私にそういう連絡くれないんだろうけど
何かあったらちゃんと教えなさいよ。
　　

親不孝と言うより友達不孝な気がしてきた。

最終的に彼女は
私が誰かを傷つけるということをやめて欲しいと伝えたかったそうで。

いやーもー手遅れな気がするんだけどなぁ
他人だけでなく彼女もあとは先日呑んだ友達二人とか
もう皆自分のせいで少なからず傷を負っているような気がしなくも無い。
つまり傷つけているような確信が自分にある。

と一歩も動けなくなった私は部屋の中でぼんやりと思う。

傷つけあわない人生なんて無いだろ。
それは諦念と言うか？　
割り切りすぎだと言うか？
　

ええ、ええ、
最初周りの人に執着しないようになったのは
確かに人を傷つけ傷つけられたくないからでありましたよ。

どうせ人を傷つけようとする言動をしようとしたら
臆病で涙が出てしまう人間ですよ。　

だから離れてゆくことが他人を傷つけることであるなら
私はできないでしょうよ。
そんな人間です。
いたしかたありません。

傷つけあわない人生なんて無いと諦めながら
結局はどこかで傷つけたくないと思っている
矛盾ばかり抱えていますよ。