僕を連れて行く初夏の夕暮れ

utsuなのでしばらく呟きます。
　
新居の契約書を送りつけるから記入して返送してくれ
と実家に報告の電話を入れた。

報告はそれだけで用件のみで切りたかった。
(私からかけているのだし、携帯の通話料が跳ね上がるから)

するとまぁ世間話のようなものが始まり、前触れもなく

「あなたはねぇ、何か一つ資格を取りなさい。
　別に教員にならなくていいから、好きなところに就職すればいいから
　とにかく資格を取りなさい。
　就職だろうし云々……」

と言われてどっと気分が落ち込んできた。
　
分かってるよ。分かってるんだって。
　
だからここに来たよ。夢を諦めて捨ててきたよ。
今も必死でそんなメンドクサイ葛藤を繰り返しながら
ちゃんと教職の単位は取りこぼさず取ってるよ。
ひざ折って倒れこんで泣き出して枯れ果てて死んで骸になって砂になって風に飛ばされたい
なんて思いつつそれでもこんな悩みなんて誰にも言わず
颯爽と前に進んでいる
(ように周囲の人間には見えるらしいしできる限りそう見せている)のに

改めて言われると改めてそんな自分がのっそり姿を出して来るよ。

つらいよ。
　

それに、好きな仕事をして良いって言うのは何？

じゃぁこれは一体何のための資格なの？
今これって何のためにやってるの？

なんで私はこの大学に来たの？
　
なんで私は夢を諦めなきゃいけなかったの？

なんで高校の担任にも家族にも私の希望進路を否定されてしまったの？
　
なんでわたし今生きているの？

何のために生きているの？